年間賃貸収入10億VND未満の不動産賃貸でも税務申告が必要?2026年からの税務申告ルール
Date: 2026.06.24
2026年1月1日より、不動産賃貸事業を行う個人で年間収入が10億VND以下の場合、付加価値税(VAT)および個人所得税(PIT)の納税義務は発生しません。
しかし、納税義務が免除される場合でも、賃貸収入および決済口座情報について税務当局への通知義務があります。

年間10億VND未満の住宅賃貸は税金を支払う必要がある?
政府発行の政令第141/2026/NĐ-CP号によると、不動産賃貸活動を行う個人で年間総収入が10億VND以下の場合、当該賃貸活動についてVATの課税対象とはならず、PITの納税義務も発生しません。
つまり、2026年以降、住宅、マンション、事業用スペースなどの不動産を賃貸し、年間収入が10億VNDを超えない個人は、以下2種類の税金の納付義務が免除されます。
・付加価値税(VAT)
・個人所得税(PIT)
ただし、「税金を支払う必要がない」ことは、「税務上の申告・通知義務がすべて免除される」という意味ではありません。
不動産賃貸者は引き続き賃貸収入の通知が必要
納税額が発生しない場合でも、不動産賃貸を行う個人は、2026年1月1日以降、規定に基づき自己申告・自己納付制度に従う必要があります。
具体的には、以下2つの情報を通知する必要があります。
・年間の不動産賃貸収入
・賃貸活動に使用する銀行口座または電子ウォレット情報
この制度は、税務当局が事業活動情報を管理し、個人による不動産賃貸活動に関する税務管理データを整備することを目的としています。
不動産賃貸収入の通知期限
住宅賃貸収入の通知について、個人納税者は実際の収入発生状況に応じて通知頻度を選択できます。
選択できる方法は以下の2つです。
1. 年1回通知する場合
年間の税務期間について1回のみ通知する場合、通知期限は課税年度の翌年1月31日までとなります。
2. 年2回通知する場合
年間2回通知する場合の期限は以下の通りです。
・第1回目:課税年度の7月31日まで
・第2回目:翌年1月31日まで
2026年不動産賃貸収入通知フォーム
不動産賃貸収入を通知する際、個人は財務省発行の通達第50/2026/TT-BTC号(2026年5月13日付)に添付された様式01/BĐSを使用します。
また、2件以上の不動産を賃貸している場合、納税者は各不動産情報を詳細に記載するため、財務省発行の通達第18/2026/TT-BTC号(2026年3月5日付)に添付された不動産一覧表(様式01/BK-BĐS)を追加で提出する必要があります。
この一覧表により、賃貸中の各不動産について正確な情報を申告できます。
住宅賃貸収入の通知方法
不動産賃貸収入の通知は、原則として電子方式で実施されます。
個人は以下の方法で手続きを行うことができます。
・eTax Mobileアプリ
・税務行政手続き情報システム(dichvucong.gdt.gov.vn)
ただし、以下のような特別な事情がある場合は、電子取引が困難なため、直接提出または郵送による提出が認められます。
・高齢者
・障害者
・社会的保護対象者
・経済・社会条件が特に困難な地域に居住する者
・その他、不可抗力により電子手続きができない場合
複数の不動産を賃貸している場合、どこに申告する?
同一地域または複数の省・市において複数の不動産を賃貸している個人は、賃貸不動産所在地の税務当局のうち、1つを選択して収入通知を行うことができます。
この規定により、複数地域で不動産賃貸活動を行う個人の行政手続きが簡素化されます。
賃貸用銀行口座または電子ウォレット情報の通知義務
不動産賃貸収入の通知に加えて、賃貸活動に使用する銀行口座または電子ウォレット情報も通知する必要があります。
この情報は、様式01/BĐSの以下の項目に記載されます。
・[06]
・[06.1]
・[06.2]
以下の場合、個人は1回のみ情報を提出します。
・過去に税務当局へ口座情報を通知したことがない場合
・賃貸契約書に銀行口座または電子ウォレット情報が記載されていない場合
口座情報の通知期限は、選択した賃貸収入通知期限と同じです。
まとめ
2026年以降、年間10億VND未満の不動産賃貸収入については、VATおよびPITの納税義務はありません。
しかし、不動産賃貸を行う個人は、引き続き賃貸収入および決済口座情報を税務当局へ通知する義務があります。
正しい期限、正しい様式、正しい方法で申告を行うことで、税務上のリスクを防ぎ、住宅・マンション・事業用スペースなどの不動産賃貸管理を円滑に進めることができます。





