会社情報 ベトナム進出支援 バックオフィス代行 強み ニュース 問い合わせ
News
array(3) { [0]=> object(WP_Term)#13531 (16) { ["term_id"]=> int(82) ["name"]=> string(12) "ニュース" ["slug"]=> string(7) "news-jp" ["term_group"]=> int(0) ["term_taxonomy_id"]=> int(82) ["taxonomy"]=> string(8) "category" ["description"]=> string(0) "" ["parent"]=> int(0) ["count"]=> int(181) ["filter"]=> string(3) "raw" ["cat_ID"]=> int(82) ["category_count"]=> int(181) ["category_description"]=> string(0) "" ["cat_name"]=> string(12) "ニュース" ["category_nicename"]=> string(7) "news-jp" ["category_parent"]=> int(0) } [1]=> object(WP_Term)#13593 (16) { ["term_id"]=> int(205) ["name"]=> string(6) "人事" ["slug"]=> string(18) "%e4%ba%ba%e4%ba%8b" ["term_group"]=> int(0) ["term_taxonomy_id"]=> int(205) ["taxonomy"]=> string(8) "category" ["description"]=> string(0) "" ["parent"]=> int(82) ["count"]=> int(20) ["filter"]=> string(3) "raw" ["cat_ID"]=> int(205) ["category_count"]=> int(20) ["category_description"]=> string(0) "" ["cat_name"]=> string(6) "人事" ["category_nicename"]=> string(18) "%e4%ba%ba%e4%ba%8b" ["category_parent"]=> int(82) } [2]=> object(WP_Term)#13532 (16) { ["term_id"]=> int(273) ["name"]=> string(12) "社会保険" ["slug"]=> string(36) "%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%99%ba" ["term_group"]=> int(0) ["term_taxonomy_id"]=> int(273) ["taxonomy"]=> string(8) "category" ["description"]=> string(0) "" ["parent"]=> int(205) ["count"]=> int(8) ["filter"]=> string(3) "raw" ["cat_ID"]=> int(273) ["category_count"]=> int(8) ["category_description"]=> string(0) "" ["cat_name"]=> string(12) "社会保険" ["category_nicename"]=> string(36) "%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%99%ba" ["category_parent"]=> int(205) } }

2026年7月1日からのベトナム社会保険・健康保険の新制度|企業と従業員が注意すべきポイント

Date: 2026.10.29

2026年7月1日からのベトナム社会保険・健康保険の新制度|従業員と企業が注意すべきポイント

2026年7月1日から、ベトナムでは社会保険(BHXH)、健康保険(BHYT)、年金および各種給付金に関する複数の新制度が適用されています。

特に注目されるのは、基礎賃金が月額253万VNDに引き上げられたことです。これに伴い、基礎賃金を基準として算定される社会保険・健康保険の保険料や給付額の一部も変更されています。

以下では、従業員、使用者および社会保険・健康保険の加入者が確認しておきたい主な変更点をご紹介します。

1. 2026年7月1日から基礎賃金が月額253万VNDに引き上げ

政令161/2026/NĐ-CPに基づき、2026年7月1日から、基礎賃金は月額234万VNDから253万VNDに引き上げられました。

基礎賃金の引き上げは、公務員、職員、武装部隊などの給与や手当に影響するだけでなく、基礎賃金を基準として算定される一部の社会保険・健康保険の保険料、給付額および社会保障制度にも影響します。

ベトナム社会保険機関の情報によると、2026年7月1日から、基礎賃金を算定基準として適用する場合、社会保険・健康保険料の算定基礎となる月額給与は、最低253万VND、最高5,060万VNDとなります。上限額は基礎賃金の20倍に相当します。

2. 2026年7月1日から一部の健康保険給付額を変更

基礎賃金が月額253万VNDに引き上げられたことに伴い、基礎賃金を基準として算定される一部の健康保険(BHYT)の給付についても変更されています。

規定により、1回の診察・治療費が**基礎賃金の15%未満の場合、健康保険加入者は診察・治療費の100%について保険給付を受けることができます。

2026年7月1日からは、

1回の診察・治療につき379,500VND未満が、診察・治療費の100%給付を受けるための基準額となります。(253万VND × 15% = 379,500VND)

この変更により、比較的少額の診察・治療について、健康保険加入者が自己負担する費用の軽減につながります。

3. 規定に基づき62の疾病・疾病群が専門医療機関で受診可能

健康保険制度における注目すべき内容の一つとして、重篤な疾病、希少疾病、または専門的な治療を必要とする患者が、より円滑に専門医療を受けられる仕組みがあります。

保健省通達01/2025/TT-BYTでは、62の疾病・疾病群について、通常の医療機関変更・紹介手続きを行うことなく、規定に基づいて専門レベルの医療機関で診察・治療を受けることができ、健康保険の給付割合に応じた給付を受けることができます。

対象には、一部のがん、血液疾患、心血管疾患、神経疾患、代謝障害、臓器移植など、専門的な治療を必要とする疾病・疾病群が含まれています。

この規定により、医療機関の変更・紹介に関する手続きの負担が軽減され、患者がより迅速に専門医療機関を受診しやすくなります。

4. 出産時の一時給付金が子ども1人につき506万VNDに引き上げ

基礎賃金の引き上げに伴い、一部の社会保険給付額も変更されています。

2026年7月1日から、出産または養子縁組の際に支給される一時給付金は、女性従業員が出産した月、または従業員が養子を迎えた月の基礎賃金の2倍**を基準として算定されます。

基礎賃金が253万VNDの場合、規定上の受給条件を満たす場合の一時給付金は、子ども1人につき506万VNDとなります。(253万VND × 2 = 506万VND/人)

5. 葬祭給付金が2,530万VNDに引き上げ

基礎賃金の変更に伴って変わる社会保険給付の一つに、葬祭給付金があります。

葬祭給付金は、適用される規定に基づき基準額の10倍で算定されます。

2026年7月1日から253万VNDに相当する基準額が適用される場合、受給条件を満たすケースでは、葬祭給付金は 2,530万VND となります。(253万VND × 10 = 2,530万VND)

また、介護給付、労働災害・職業病に関する給付、毎月の遺族給付などについても、新たな算定基準に応じて調整されます。

6. 年金・社会保険給付・毎月の給付を8%引き上げ

政令162/2026/NĐ-CPおよび内務省通達14/2026/TT-BNVに基づき、2026年7月1日から、対象者の年金、社会保険給付および毎月の給付額は、2026年6月の受給額を基準として8%引き上げられます。

これは2026年7月から適用される注目すべき社会保障政策の一つです。

8%の引き上げに加え、受給額が低い一部の対象者については、規定に基づき追加調整が行われます。

追加調整の対象となる場合、具体的には以下のとおりです。

・8%の引き上げ後の受給額が月額350万VND以下の場合、さらに月額30万VNDが加算されます。
・8%の引き上げ後の受給額が月額350万VNDを超え、380万VND未満の場合、受給額は月額380万VNDに調整されます。

追加調整の適用対象は法令で具体的に定められているため、現在年金や各種給付を受給している方は、自身が対象に該当するか確認する必要があります。

7. 一部の対象者の健康保険料も変更

新しい基礎賃金は、規定により基礎賃金を保険料算定の基準とする対象者の健康保険料にも影響します。

そのため、2026年7月1日から、一部の対象者について健康保険料が新しい基準に応じて変更される場合があります。

国の予算から保険料の一部について支援を受ける対象者については、引き続き現行規定に基づく支援制度が適用されます。加入者は、自身がどの対象区分に該当するかを確認し、実際の保険料を算定する必要があります。

8. 健康保険による診察・治療時に身分証明書、VNeID、VssIDを引き続き利用可能

社会保険・健康保険制度の変更とあわせて、保険分野におけるデジタル化も引き続き進められています。

健康保険加入者は、健康保険による診察・治療手続きを行う際、規定により認められた電子的方法や本人確認書類として、身分証明書/国民身分証明カード、VNeIDアプリ、VssIDアプリなどを利用することができます。

社会保険機関と医療機関とのデータ連携により、書類の削減、手続きの簡素化、加入者情報の確認時間の短縮につながっています。

9. 2026年7月1日以降、企業が注意すべきポイント

2026年7月1日からの社会保険・健康保険制度の変更は、従業員だけでなく、企業の人事・給与・保険関連業務にも関係します。

特に、人事・経理担当者は、以下の内容を改めて確認することが重要です。

社会保険・健康保険料の算定基礎となる給与額、適用される保険料算定上限額、出産・疾病・労働災害・職業病に関する制度、従業員の社会保険関連書類、基礎賃金または基準額に関連する各種給付金などです。

最新の規定を適時確認することで、保険料の計算や従業員の各種給付手続きにおけるミスを防ぐことにつながります。

まとめ

2026年7月1日から、ベトナムでは社会保険・健康保険に関する複数の重要な制度が変更されています。

主な変更として、基礎賃金が月額253万VNDに引き上げられたこと、社会保険・健康保険の一部の保険料・給付額の変更、一部の給付金の引き上げ、対象者の年金・社会保険給付・毎月の給付額の8%引き上げなどがあります。

企業にとっても、最新の規定を把握し、社会保険・健康保険に関する義務を適切に履行するとともに、従業員の権利・利益を確保することが重要です。

参考法令:

* 政令161/2026/NĐ-CP
* 政令162/2026/NĐ-CP
* 内務省通達14/2026/TT-BNV
* 保健省通達01/2025/TT-BYT
* 2024年社会保険法
* 健康保険法およびその改正・補足法令、施行ガイドライン

※本記事の内容は参考情報であり、記事掲載時点で有効な規定に基づいて更新しています。