誇り高き節目 - ベトナム社会主義共和国建国80周年記念(1945年9月2日 ~ 2025年9月2日)
Date: 2025.08.27
1. 9月2日の歴史的意義
1945年9月2日、ハノイのバーディン広場において、ホー・チ・ミン主席は厳かに「独立宣言」を読み上げ、ベトナム民主共和国(現在のベトナム社会主義共和国)の建国を世界に向けて正式に宣言しました。ホー・チ・ミン主席は次のように高らかに述べました。
「ベトナムは自由と独立を享受する権利がある。そして現実に、自由で独立した国家となった。全ベトナム国民は、この自由と独立を断固として守るため、精神も力も、生命も財産もすべてを捧げる覚悟である。」
1945年のあの革命の秋以来、「独立・自由ほど尊いものはない」という精神のもと、ベトナム民族は幾多の困難と熾烈な戦いを、勇敢かつ粘り強く乗り越えてきました。数百万の尊い命が犠牲となりながらも、民族の解放、国家統一、国づくり、そして祖国の防衛を成し遂げてきたのです。2025年は、ベトナムが建国80周年を迎える特別な年です。この記念すべき節目は、過去80年にわたる国民の不断の努力、誇り高い歴史、そして民族の団結の象徴となります。
❤️ 独立宣言誕生の背景
・1945年8月22日:ホー・チ・ミン主席はタンズァオを出発し、ハノイへ向かいました。
・1945年8月25日:ホー・チ・ミン主席は民族解放委員会と共にハノイに到着。主席は民族資本家であるチン・ヴァン・ボー氏の自宅(ハン・グアン通り48番地)に滞在しました。
・1945年8月28日の夜:ホー・チ・ミン主席(当時、ベトナム民主共和国臨時政府の首相)は、ハン・グアン通り48番地の家で「独立宣言」の草稿を起草しました。
・1945年8月31日:ホー・チ・ミン主席は独立宣言の草稿を読み返し、いくつかの点を加筆・修正しました。
・1945年9月2日午後:ホー・チ・ミン主席は、臨時政府の首相として「独立宣言」を朗読し、ベトナム民主共和国の建国を公式に世界に宣言しました。


(画像提供:ホー・チ・ミン博物館 ホーチミン市分館)
2. 2025年建国記念日の主な記念行事
🪄 80周年記念式典およびパレード(8月革命成功とベトナム社会主義共和国建国記念)
主な内容は伝統のたいまつ行進、国旗掲揚の儀式、開催趣旨の宣言、代表者紹介、党と国家指導者のスピーチ、そしてパレードと行進プログラムが含まれますです。
👉 規模:国家規模で行われ、約30,000人が(パレード参加者を除く)および武装勢力や市民団体が参加します。さらに、5か国からのゲスト軍隊によるパレードも予定されています。
👉 場所:中心はバーディン広場で、その後フンヴォン通り、ホアンディエウ通り、キンマー通り、リュウザイ通りなどの主要市街地をパレードします。
👉 日時:2025年9月2日(火)午前6時30分から午前10時まで。
🕹️ 華麗な花火 — 神聖な瞬間を祝して
9月2日夜、ハノイでは5つの主要会場(ホアンキエム湖、ミーディン競技場、トンニャット公園、ホータイ湖、ホーバンクアン湖)で花火が打ち上げられます。
また、全国34の省・市でも建国記念を祝う花火や文化イベントが開催され、明るく活気あふれる雰囲気が社会全体に広がります。
中でもホーチミン市は特別な芸術プログラムを展開。2025年9月2日21時から21時15分まで、「80周年記念 8月革命・建国記念日・サイゴン蜂起の日」をテーマにした特別生中継と、ハイレベル及びローエリアでの花火ショーが行われます。

🪷屋外でのライブ中継
ハノイ市では、一般市民や観光客がイベントを鑑賞できるよう、LEDスクリーンシステムと400台の拡声スピーカーが設置されます:
・パレードルート3路線に沿って11カ所(LEDスクリーン14台)
・首都ハノイの主要6つの玄関口(LEDスクリーン7台)
・公共スペース136カ所(文化会館、学校、スタジアムなど)
・企業から追加提供されたLEDスクリーン127台を動員
・約10kmにわたるパレードルート全体に400台のスピーカーを設置、音量は80〜90dBでカバー
🌺歓迎の文化・芸術プログラムが実施中または予定されています
特別芸術プログラム:2025年9月1日20時10分より、ハノイ・ミーディン国立スタジアムにて開催(ベトナムテレビVTV1で生中継)
3都市でのライブ中継:ハノイ、ホーチミン市、フエ(ベトナムテレビVTV1で生中継)
時事芸術プログラム「私はベトナム人」
イベントをテーマにしたプロパガンダポスター創作コンテスト
オンラインコンテスト「ベトナムの誇り」
大型漆絵展覧会「独立の春」

(ソース:VnExpress新聞)
⭐️建国記念日(9月2日)を祝して、全国で一斉に250件のプロジェクトが着工・竣工
2025年8月19日、全国34の省・市において、火力発電所、住宅、産業団地、病院、スポーツセンターなど、計250件の重点プロジェクト・工事の着工および竣工式が行われました。主な事例としては、カントー市の「オーモンIV火力発電所」、アンギエップ工業団地内の労働組合向け住宅プロジェクト、タイグエン省の「イェンビン第2工業団地」、ゲアン省の「がん病院第2期」、ダラット市の「国立スポーツ訓練センター建設プロジェクト」などが挙げられます。
これらの取り組みは、インフラの発展を示す重要なマイルストーンであり、経済・社会成長の推進、そして民族の文化的・歴史的価値の顕彰を目的としています。このイベントは単なる祝典にとどまらず、国民の精神と貢献への意欲を高め、国家発展の原動力となる意義深い機会です。

⚡️祝日スケジュール
2025年、国家機関・行政機関・政治組織・社会政治団体に所属する幹部、公務員、職員、労働者は、2025年の建国記念日を祝し、8月30日(土)から9月2日(火)までの4日間の休暇となります。この期間には、建国記念日の法定休日2日間と週末2日間の休暇が含まれます。
💎なぜ2025年の建国記念日は特別なのか?
ベトナムが「独立・自由・幸福」の道を歩み始めてから80年。この歴史は、誇り高く輝かしい民族の歩みそのものであり、国の解放、統一、建設と防衛、そして今日の刷新と発展における数々の偉大な成果を称える重要な節目となっています。
今年の建国記念日は、国家的な儀式だけにとどまらず、文化・芸術、そして地域社会とのつながりを重視した多彩な活動が展開されています。これらの取り組みを通じて、ベトナム共産党の指導的役割に対する全党・全人民の信頼を強化し、国家を新たな時代へと導く歴史的な政策に対する確信を深めるものです。





